2005.6.25

落っこちてきたぞ〜。
埼玉の空、４，０００メートルから。
インストラクターと一緒の、タンデムスカイダイビングってやつ。

ドアのないセスナ機から、次々と人が落っこちてゆく。
私の番、レディ、セット、ゴーで飛び出す。
チョー楽しい。風圧がスゴイ。
気持ちいい〜。

約５０秒の自由落下のあと、パラシュートが開く。
ジェットコースターとか好きですか、って聞かれたから
大好きと答えたら、少し振りますか。と、右へ左へ大回転。
楽し〜。楽し〜。気分はサイコー。

という訳で、夏山へ行く金もふっとんだが、
１年前から予定していたのだ。
ずっと以前から、空には憧れていたし。

生きてるうちに、いっぺんやってみたい
ことってあるじゃん。

場所は埼玉県のＪＲ桶川駅からタクシーで２１８０円、
荒川河川敷にあるホンダエアポートを目指す。

そこにある東京スカイダイビングクラブに、お世話になった。
詳しくはホームページを参照。

事前に電話で予約しておいた。エアカメラマン付きで。
絶対に写真は撮ってもらうべし、と、どこかのネットに投稿してあった。

集合時間より早く着き、申込書兼誓約書に署名捺印する。
お金も払う。受付のお姉さんに、気になっていた様々な質門をする。
コンタクトレンズのままでよいって。髪は結んでおいた方が良い。

なんか、それっぽくなってきた。
常連とかスクールの生徒さん達らしいのが、それぞれに準備をしている。

６月なのに、かなり暑い。もうノド、からから。
キンチョーして、タバコを持つ手に力がはいらない。

先発のグループが続々とパラシュートで降りてくる。
搭乗２０分前です。とかアナウンスがたびたび聞こえてくる。

髪も、しっかり結わえておく。
覚悟を決めて、頭のネジも３本くらい抜いておく。

いよいよ名前を呼ばれ、インストラクターの先生に挨拶をする。
ジャンプスーツを着る。暑いので袖は通さない。
飛び出す時の姿勢、降下直後の姿勢などの簡単な練習をする。

車で近くのセスナ機へ。なんと、ドアがない。
客席のシートもない。タラップもない。 脚立で乗りこむ。

そこでもう一度、スタート時の姿勢のおさらい。
中腰で、胸を反らしアゴを上げ、腕はしっかり組んでおくそうだ。
下は見るなって。
ちなみに、降下直後は足を反らし、腕は組んだまま。
肩をたたいたら、腕を上げて風を逃がすそうだ。

若いお姉さんが１人でセスナを操縦する。
で、私が隣の操縦席に座れって。
わーい、これだけでもスゴイ体験。目の前には沢山の計器が。

客１０人乗って、いざ出発。
ブーンと、かなりやかましい。そして離陸。
南の空へひたすら上昇してゆく。町がどんどん小さくなる。
約２０分かけて、高度４０００メートルまで上がる。
富士山より少し上。ドアーが無いから直接涼しい。汗がひく。
あ、山のような空気の薄さ、と思ったら
降下５分前とかの無線が聞こえてきた。

操縦席から降りて、インストラクターと機材をしっかり結合する。
ぎゅっと締め直して、ちょっとウエストが苦しいくらい。

そしてジャンプ開始。５秒に１人ずつ位で次々と人が落ちてゆく。
私達は最後だって。
そして、いよいよ私の番がやってきた。
こわいとか、言ってる場合じゃない。

いっけぇ〜。空中へジャンプ。足の下、なんにもない。
カメラマンのお兄さんだけを見ながら落ちてゆく。

すごい自由落下。すごい風圧。
気っ持ちいい〜、サイコーな気分。
やって良かった〜。もう嬉しくって叫びっぱなし。

すぐに肩をたたかれて腕を開く。
５０秒って短いかと思っていたが、けっこう堪能できた。
下を向いても、たいして息は苦しくない。
浮遊感？落っこち感？初体感ゾーン。

うれし〜、楽し〜。こんな体験、ほかじゃ絶対出来ないよ〜。

そして、パラシュート開きます、と。
いっぺんには開かず、徐々に開くそうだ。
ほとんどショックはない。
猫の仔が首ねっこつかまれて、ぶらさがった感じ。

数分かけて降りてゆく。ゴーグルもはずしてよい。
ジェットコースターとか好きですか、と聞かれたので、
大好きだと答えたら、少し振りますか、とサービスしてくれた。

右へ、左へと大きくブラーンと大空を回る。
楽しいよ〜。楽しいよ〜。

もうすぐ着地。
私は足をつかずに、つま先を上に向け、ちぢめていればよいそうだ。
インストラクターの先生まかせ。

今日は風がないので、おしりからすべってゆきましょう、との事。

芝生の上をけっこうなスピードで滑空する。
充分減速して無事に着地。

どうもありがとうございました。お礼言いっぱなし。

カメラマンの人にさっき迄のビデオを見せてもらった。
番組のように、きれいに収録されていて、感心した。
ＶＨＳのテープとフィルム一巻をいただいた。
写真も、よくあれだけの時間に撮れたと驚くほど多数で
きれいに出来ていた。いい思い出になりました。
やっぱり頼んで良かった。チョー面白い人で雰囲気盛り上げてくれたし。
あらためて、ありがとうございました。