2. 涙のつばくろ岳 

1997年 7月 6日〜 8日

稜線

ビッグハイキングとして、はじめての北アルプス入り。
穂高駅からタクシーで中房温泉へ。しかし途中から雨が降ってきた。もう昼も近いのでここへ宿泊に決定。ずぶぬれで下山してきた人々がいた。みんなの装備とザックの大きさに圧倒される。日帰り入浴だけの設備もある。
宿泊者は当然、どのお風呂にも入れる。広くて、とっても気持ちいい〜。
 

雲が

そして朝起きたら、何と晴れている!
”山がにげちゃう”と、気ばかりはやって、出発する。
尊敬する、多くの人達が通った道なんだな。とてもよく整備されている。
 

安曇野

やっと稜線が見えてきた、と思ったら、風が強くなってきた。
木々がゴウゴウとざわめく。雲がしだいに低くたれこめてくる。
だんだん心細くなってくる。戻ろうかな、先へ行こうかな。
 

遠くの山々

合戦小屋をすぎたところで、ついに雨が降ってきた。5時間かけて登って、
ほうほうのていで何とか燕山荘にたどりつく。とても立派な山小屋だ。
 

安曇野

しかし、景色はなんも見えず。たまに雲の切れ目から安曇野が見える程度。
ヒマだから午後じゅう、本棚にあったパソコンの本を読む。家じゃ、絶対読まないようなヤツ。たいして頭には入らなかったが。ずっと雨は続く。燕山荘泊まり。チョーすいてる。2段ベッドの下、個室状態。
 

燕山荘

翌朝、もっとひどい雨。何も見えない。フル装備で川のような道を下山する。
 

せめて、標識

中房温泉まで、3時間かかった。カッパを着てたのに、やっぱりずぶぬれになった。つばくろ岳を目指しての大変な第一回目であった。

前 へ

TOP
次 へ