7. つばくろから常念へ

2002年 7月25日〜28日

富士山

今回も五日間の休みをもらって、穂高駅から中房温泉へ。
翌朝、合戦尾根をつばくろ岳へ。途中、富士山が見えて、ラッキー。
 

稜線

”涙のつばくろ岳”では見られなかった、稜線越しの槍が岳に感激。
翌日はこの稜線を右側から左の大天井(おてんしょう)岳へ、さらにその先の
常念岳へ縦走する予定。
 

ドーンと向こうの山々

5時間かけて稜線に辿り着き、すばらしい景色に出会えた。もう、涙出そう。
あの時は方向標識だけしか見えなかったよな。梅雨明けしていないのに行った私が悪かった。天気予報だけ見てすぐに行ける富士山とは違うのだ。
 

つばくろ岳

やっと逢えたつばくろ岳。もう360度山の中。ゴッキゲン。ビールが旨い。
奥の薄紫色の山々は立山連峰だ。楽しかったな。
 

つばくろ岳途中から槍を遠望

燕山荘に荷物を置いてつばくろ岳山頂を往復する。途中、コマクサがたくさん咲いている。昼時なので、けっこう暑い。この景色もセーターの柄に頂いた。
 

ライチョウ発見

と、突然ライチョウ発見。ウズラのような雛がピヨピヨと動き回って、かわいーのなんの。山の写真を撮りにきたカメラでヒヨコを撮りまくる。
 

大自然と人

じゃましてごめんね。静かに見てるからね。
 

御来光

翌朝、燕山荘前からの御来光。右に見えるのは浅間山の噴煙だそうだ。
 

朝の槍

素晴らしい朝の風景である。右奥に笠が岳の雄姿も望める。
 
 

朝の富士山

遠く富士山が見える。心が洗われるように清々しく嬉しいのは何故だろうか。
 

クサリとハシゴ

唯一、恐ろしかったクサリ場である。実はこの朝から気分はドナドナだった。
さんざん心配したのに、全然平気。私の握力でも通過できた。やれやれ。首の皮つながった。でもまだアラームつきっぱなしだけどね。
 

常念岳

燕山荘から大天井岳山頂を通り、7時間かけて歩いてきた。
もう、下の常念小屋が缶ビールに見えて仕方がない。今夜は常念小屋泊まり。

ものすごく混んでいたけど、ラッキーなことにフトン1枚占領できた。部屋入り口の通路だが。ちなみに、山小屋の玄関には”本日は混雑の為フトン1枚につき、二人から三人の宿泊”と張り紙があった。
談話室の土間もフトンが敷かれて、なんかすごいことになってる。廊下はザックで足の踏み場もない。

夕食中はアルコールの持ち込み不可。回転をよくする為だそうだ。食後、山荘前のテーブルでいろんな人達と盛り上がる。カップ酒の”常念”が、すこぶる旨い。
 

夕映えの槍

部屋から真正面に槍が見える。不思議な雰囲気の夕焼け。魔法使いの帽子?
 

常念山頂から舞姫

常念への登りは、けっこう歩きでがあった。登り2時間半、下り1時間半かかった。実は中岳の雪形、舞姫に逢いたかったのだ。
わっかるかな、おねえちゃんの頭、結わえた髪、袂、おなか。槍が岳のふたつ隣の山なんだけど。
 

穂高連峰

すごい。すごすぎる。見るだけ。私が登る所ではない。
 

とっても立派な祠があった。蝶が岳まで行くつもりだったが、足元恐ろしく、引き返して一ノ沢へ下山に決定。

その途中、スーツ姿にネクタイというサラリーマン風のにいちゃん二人とすれ違う。ウケをねらったのか、はたまた会社をサボって登って来たのか。足元の装備までは見なかったが、なんなんだ、あれは。面白かったけど。

一ノ沢への道は、約3時間半、けっこう狭く急なので注意して下った。常念小屋でタクシーの予約をしておくと、一ノ沢に来ている、非常にスムーズなシステムになっている。

ああ、いっぱい歩いた。3泊4日。みなさん、ありがとう。