8. のんびり蝶が岳 

2003年 7月30日〜 8月 2日

大正池

前回行きそびれた蝶が岳を目指して再び上高地へ入る。手前の大正池のバス停で一人だけ降りた。雨の大正池、水面に霧が流れて素敵。(ちなみに、帰りは上高地バスターミナルから乗る事、らしい。途中からは、満員で乗れないこともあるそうだ。)

上高地、明神を経由して3時間ほど歩き、途中の徳沢園に宿泊。ここはとても居心地の良い宿である。風呂もあるし灰皿もある。宿の人達も親切で面倒見がいい。ちなみに、あまり気に入ったので下山後、もう一泊した。おニイちゃんが覚えていて、連泊としてビールをくれた。

翌朝、長塀(ながかべ)尾根へ。ところが雨のあとで、すっごいドロンコ山。

 

稜線から常念

なんとか6時間かけて蝶が岳へ辿りつく。へー、こっちから見ると常念岳ってこんな形してるんだー。

今日は稜線の蝶が岳ヒュッテ泊まり。当然、館内禁煙。それは納得。

 

雲の間から槍

夕方、とっても寒かったけど、夕焼けのかわりに涼しいシーンが見られた。
 

御来光

晴れた寒い朝の御来光は、何度見てもいいね。下界は暑いのに。
 

朝の穂高連峰

モルゲンロートっていうのかい。あんな所、今登っている人もいるんだよなぁ
 

朝の槍が岳

同じく、すごいなぁ。槍の頂上はいっぱいだろうな。
 

雲海

 

常念への稜線

蝶槍までの道をだらだら歩く。連泊の予定だったが、天候が悪くなるそうで、最短の横尾へ下山に決定。急坂なので一歩一歩、ゆっくり下る。
 

見納めの穂高

こんなに簡単にすごい景色と対峙できるなんて、いいコースかもしれない。
 

見納めの槍

4時間かけて慎重に横尾へ下る。途中、静かに休んでいたら、目の前でガサッと音がした。固まっていたら、現れたのはなんとオコジョ。数秒間、見つめ合ってしまった。かわいーかった。

横尾からさらに1時間歩いて、再び徳沢園へ。2時チェックイン。木のフタをあけて一番風呂が気持ちいい。

親子ほど年の違う夫婦と話が盛り上がる。なんか申し訳ない位、かわいがって
いただいて、翌朝もビールなんて買って頂いた。
上高地で別れる時、思いっきり手を振った。

ここ数年、北アルプスばっかり登ってきた。またいつか来るね。

 

梓川